旅立つ若者に

お米作りを始めてお陰さまで今年で20周年を迎えます。

「心からこの道を選んで良かった。」

お米は単にお米ではなく、その裏に食を始め生物、歴史、宗教、哲学、経済、文化人類学や社会学、そして命や体、食糧問題や原発、日本と海外etc,,なにも無理にこじつけなどしなくても、ありとあらゆる事象とつながっている。一作一作年々年を重ねる程に米に携われる、米を作ることの意味と喜びが深くなり、無関心でいられなくなる。

 

今回、初の試みとなる新規就農者を対象とした我が社主催の海外派遣制度。2名の若者をインドネシアはバリ島の農村に派遣することに。この新農民2名が「お米」をテーマに、異国の地で何を感じ何を得て来るのか、どんな可能性を感じてくるのか、私には心から楽しみでならない。このチャンスが今後2名それぞれの農業、そしてより豊かな人生への「きっかけ」になってくれたら、これ以上嬉しいことはない。  

「全てはつながっている」

(写真:カンボジア・マダムサチコアンコールワットクッキー工房前にて)