2013年

8月

13日

およそお上の物語

映画「終戦のエンペラー」天皇の戦争責任を考える作品(これはフィクション)ですが、かなり天皇寄りの作品。

作品でも史実でも天皇の戦争責任は結局不問となりますが、帝国陸海軍の最高責任者は天皇だということは間違いのない事実。例えGHQによって無罪だろうと明確に天皇に戦争責任はある。国家のトップが責任を取らなければ、その下の組織や民間企業や団体においてだれも責任を取らなくなるのは当たり前のこと。
あんな原発事故を起こしても東電も誰もトップとして責任を取らなかったのは、戦後の天皇が戦争責任を取らなかったこととつながっています。

 

作品中、准将や大将や天皇やマッカーサーお偉い人はたくさん出てきますが、ビルマやフィリピンや沖縄で飢え死に内蔵が飛び出して死んでいった兵士、原爆で全身焼きただれて死んでいった母子、学童疎開船が潜水艦攻撃で撃沈され溺れ死んでいった多くの子供たちなど一般人の戦争リアル感はそこにはありません。

あくまでも特権階級の方々の甘っちょろいお上の物語・・・。そういう世界があってもいいが、市井の人々がそれに惑わされてはいけません。

戦争とは、家族や最愛の人が、腸が飛び出し、腕がもぎ取られ、飢え死するということです。北朝鮮が、中国が、などと際限なくサブリミナルをされていると、どっちが上だとか下だとかどうでもいいことに気を取られ、本当に最愛の人がどんな悲惨な目に遭うのかイメージできなくなります。

なぜ、国こそ違え一般人同士が殺しあわなければならないのか。上は責任を取らない。敗戦記念日まであと二日。