氷山の一角

草の伸びた畦をひたすら草刈します。田んぼの枚数が多く、一人だから気が遠くなるような仕事です。当然のことながら草は刈っても刈ってもまた伸びます。「あんたたちはエイリアンか?」

一人で延々と終わりなき作業をしている時は、いろんなことを考えてます。そんな時にアイディアがホコッホコッと出て来るんですね。今日も一つ「お、なかなかの新商品アイディア思いついたぞ」

その時はいいと思っても、ものになるのは100に一つもあればいい方。でもものにならないものも無駄じゃない。

海面上にチョロンと出てる氷山、その水面下は出ている分の何十倍もの体積があると言います。

アイディアも一緒だと思うんです。沢山の一見無駄なアイディアや動きの無数の屍の上に、ごくごくチョロンと海面上に浮かび上がるものがあれば素晴らしい。無駄なことは何一つないですよね。