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長野県から中国人鉄回収業者のご夫婦。
使わなくなった有刺鉄線、錆びたトタン、空き缶、壊れた一輪車に農機具、とにかく何でもかんでもトラックの荷台に放り込んでいく。かなりの重量物でも、あなた方はオリンピック選手?というくらいヒョイと軽々持ち上げる度に「おおっ!」
この機械はもう要らないでしょ?これはもう使わないでしょ?そう聞いてはなんでもかんでも載せてしまいそうな勢いがちょっと不安。
長野県からの回収業者で1回目は偵察、2回目は無断で勝手にいろんなモノを持って行っちゃう中国人グループが複数あるというのは、残念ながらプロ農家の間では有名な話。トラクターが軽トラがトラックがなくなってしまった偶然では片付けられない例は実際結構多い。
1年半日本にいるのに日本語はほんの片言「やった!中国語を話すチャンス!」と、中国語でお話しして盛り上がると喜んでくれて、後日わざわざビールを1ダース持ってきてくれました。律儀だなぁ。これ中国方式。
気心も知れたところで「疑う訳ではないけれど、あなた方は2回目には勝手に持って行っちゃうような人ではないでしょうね??」念の為に聞いてみると「そういう中国人は確かにいる」と複雑な表情で答えてくれたけれど、よく考えると質問と答えが合っていない。シビレルなぁ。
念には念を入れて「以前私は警察官してたんだよね」と何気に会話に入れておきました。日本は異常に治安が良すぎます。
ビールの返礼にお昼ごはんでもとお誘いしましたが、時間を惜しんで回収しているからまた今度ということに。
運転席には安い菓子パンが2個。
多分それが埃まるけの夫婦のお昼ごはん。
中国に残してきたお子さんが一人。
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