32年前は何をしていた

「原発はなぜこわいか」勝俣進・天笠啓祐著 高校生文化研究会刊

古本屋「吉四六」さんで手に入れた古本を読んでます。なんと32年前の本です。ところどころ装丁が崩れかかってページも黄ばんで見るからに古本。

ところが、内容は今年の新刊と言われても全く通用します。驚きです!!

 

驚いたのは大きく2点。

一つは、32年前の本と最近出されている原発関連の本の内容とに変わりがないということです。つまり原発や放射能に関しては内容が全く進歩していない、逆に言うと32年前既に今と変わらぬ十分な知識や情報があったということです。

 

もう一点は、本文に今回の福島原発事故の経緯そのまま、まるで福島原発事故を既に見てきたごとくの記述があるのです。流石に福島とは書いてませんが、予言書として十分通用します。

危険は少なくとも32年前この本が出されていた時には、「正確に的確に」指摘されていたのです。「お~!」「ほ~!」読み進むごとに驚きです。

 

32年前、私はまだ中学生。