ならば家族と福島原発近くに住めばいい

原発関連の本はこれで何冊目?

「低量 放射線は怖くない」中村仁信著・遊タイム出版。

元ICRP・国際放射線防護委員会にいた病院長。ICRPは原発推進派組織と言われています。この本の内容も放射線は大丈夫という内容です。

大丈夫どころか、低い放射線はむしろ健康に良く、ガンになる確率も低くなる=ホルミシス効果を説かれています。

反原発側とは真っ向から反する内容で、いかに放射線が私達にとってまだまだ未知の領域であるということを痛感させられます。つまり、放射線について安全か危険か「本当のところは誰も知らない」ということが現時点での結論でしょうか。

 

ならば安全・危険どちら側の意見を自分として採るかだけです。

仮に危険と考え、実は安全だったら儲けもの。逆に安全と考え、実は危険だったら大変な結果を招きます。

だから、私は現時点では放射能は低量でも危険な方を取ります。

でも真実は誰にも分からない。ここがこの問題のミソ。

各人の人生観や考え方、生き方が問われるところです。

 

この本のあとがき最終、著者から福島原発被災者へのメッセージは次の通り~

~「何の利益もない放射線被ばくなど、受けないに越したことはありませんが、時間が経って、気がつけば、ガンやその他の病気にも強くなっている可能性があるということを、頭のすみにでも置いておいて下さい。」~

 

低い量放射能が本当に健康にいいのであれば、著者には愛する家族と共に福島原発近く低線量地区に率先して住めば・・と思います。

自分の子供か孫を福島原発の近くに移住させてもそう言えるのか、聞いてみたくなる内容です。