2011年

6月

02日

巡る

広瀬隆・藤田祐幸著「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識」東京書籍。

これも名著だと思います。

頭の中がかなり整理されます。

相当数原発関連の本を読まれた方にも是非お勧めです。2001年の本ですが全く古さを感じませんし、項目が細かく分かれているので非常に分かり易く、かつ洞察力も養われる深いい本です。そこらのいわゆる基礎知識本とは全く違います。

いつも感心するのですが、文の上手な方は絶対に長く複雑な文は書きません。難しい言葉を分かり易く、短く簡潔にポイントをずらすことなく書かれます。かといって省略もしていない。う~ん、感服します。

 

もう何冊もの原発関連の本を読み漁りました。原発がどれほど利権がらみの産物なのか、高コストの電気なのか、人類に対して破滅的な存在なのかは、どう取り繕った情報を流そうと既に明明白白です。

原発を理解して行く過程は、社会や人が情報にどうコントロールされていくのか、されているのかを冷静に知る過程でもあります。

表面的には安全・危険の情報合戦ですが、一皮めくると著者を始め読む側にも命に対してのまなざしや心の豊さの程度が問われることになります。

他人事と感じ続け、原発問題から逃げ続けることができるのなら、一時幸せなのでしょうが、必ずその報いは巡ってきてしまいます。実際巡ってきました。そしてこれからも放射能影響は広がり続きます。

残念ながら、まだまだ序章にもなっていません。