137年の歴史と未来を見つめるタイムカプセル

まずタイムカプセル設置のための枕木を買う

2010年3月末 福地小学校は137年の歴史に幕を下ろし廃校となります。

最後の在校生は9人でした。そのうち6年生4人が福地小学校最後の卒業生になります。

 

PTA・地域では、小学校の閉校の記念にタイムカプセルを設置します。

過去を見て残念がるのではなく、例え小学校がなくなっても地域として未来を楽しみに見続ける、そんな願いをタイムカプセルにメッセージと共に入れるつもりです。ですから、開封は10年・30年などと遠い未来ではなく、数年単位で中のメッセージを入れ替えていき、その都度みんなが集まれるように工夫していきます。

 

普通のタイムカプセルは地中に埋めるタイプのものを想像しますが、福地のタイムカプセルは、地上30㎝の空中に浮かぶタイムカプセルになる予定です。

設置は福地のほぼ中心、毎日福地のみんなが通勤通学で通る県道脇にします。

 

先日タイムカプセルの設置に使う枕木を仲間と買いに行きました。

線路の枕木って重いのですね。2m10㎝で60kgもの重さがありました。

一本の値段はB級品で約4000円、鉄道にも使われるA級品は約8000円。

今度電車に乗るときには一本8000円ということを頭に入れて線路にある枕木を数えてみたいものです。 一駅間で何本、いくら?

 

今回はタイムカプセルを吊るすための枠組みに枕木を9本買ってきましたが、色合いといい存在感といい、ガーデニングだけでなくいろんな作品に使えそうです。

 

これから仲間たちとこの枕木を使ってタイムカプセルのオブジェを建てます。 

タイムカプセルモニュメント製作物語(スライドショー)

このモニュメント、設計図なるものはありません。

と言うか、私の頭の中のにだけデザインがありました。

それをみんなにほぼ口で伝えて製作に取り掛かるという乱暴さ。

ところがそこは流石福地、職人の村!PTAの職人さんたちが専門領域を使って設計図なしで立派なモニュメントを作ってしまいました。

 

楕円形で銀色に光るタイムカプセル。

それを吊るすために囲まれたこげ茶色の4本の枕木。

天井は空に抜ける四角のはり。

チェーンで吊るされ空中で揺れるタイムカプセル・・・

 

頭の中で描いていたモニュメントのデザインがほぼ100%(いえ、それ以上に)再現され、正直驚きました。 思い通り、会心の出来栄えと言えます。

最近アートに興味があり、美術館に行ったりしているのですが、誰の真似でもないこのデザインと色合い、シンプルにして重厚さ加減が自分自身でもかなり気にいっています。

普通タイムカプセルは地中に埋めるものと相場が決まっていますが、初めてタイムカプセルの案を考えた時から、どうした訳か、何の迷いもなく枕木でカプセルを宙に浮かすことを決めていました。

 

それにしても福地の人たちはスゴイ!改めて感動してしまいました。

 大工・土木・町役場・電気敷設・機械設計・農業の7人が力を合わせて製作したのですが、いや~本当にその技には感動しっぱなしでした。

数ミリの誤差も許さないようなきっちりした仕事、手際の良さ、器用さetc・・・すごく勉強になりました。

 

小学校はなくなってしまうけど、最後にこのメンバーで形の残る、福地の人たちが将来に渡って毎日見続けるタイムカプセルモニュメントを制作出来て心からよかったと思います。

 

タイムカプセルモニュメント2010年3月14日無事完成。あと数日で閉校式を迎えます。 

福地小学校閉校式

2010年3月21日福地小学校の閉校式典には約250名の方々、閉校記念パーティーには約300名の方が集まり閉じ行く学校を名残惜しみました。福地から学校が消えました。ここからが新しいスタートです。