全く苦しそうな顔をしてない

常識を疑ってみる。
稲穂が実るこの大事な時期に
長期間田んぼに水をほとんど入れないと言う
非常識な実験中。

土が乾燥して大きなひび割れをすると
根を切ってしまうからいけない。
この時期の稲は大量の水が必要である。
できれば収穫間際まで田んぼに水を
つけておくべき。
…そんな稲作農家の常識は、何を根拠に、
誰が提唱して、信じられてきたのだろう。

じつは今までにもお米作りで信じられてる
常識が真逆だったり間違いだったことを
いくつも経験してきた。

どんな立派な教科書よりも、どれほど大勢の
人が大した根拠なく口を揃えて
言うことよりも、農家は自分で見た
経験したことこそが真実。

水を入れない実験から今の時点で
わかったことがある。
大きなひび割れは表面僅か数センチにしか
発生しない。だから地下に潜ってる
ほとんどの根には影響がない。
むしろ根の張りは強くなってる。
完全に干からび乾燥した田んぼでも稲は
遜色なく穂をつけ、遜色なく実らせている。

第一いくら水がなくて土がひび割れしても
稲が苦しそうな顔を一切しない。
注意深く見てるけれど、
下葉の枯れ上がりも一切ない。
水を求めて普段出ないような根が
地中深く無数に張っている(多分)から
水のある田んぼより軸がしっかりしてる。

簡単に吸える水がないことで
稲の野生サバイバルスイッチが
入ったような感じもする。

あれれ??あれれ?

今まで信じてきた「収穫間際まで可能な限り
水を与えよ」という常識とは真逆のことが
目の前で起きてる。

結果、成功でも失敗でも常識を疑って
行動すると得られるものは多いと思う。