一矢報いる

去年八百津町内で有害駆除されたイノシシは約100頭だったそうです。今年はそのペースを遥かに上回り既に300頭が殺処分。うちも今日で今季7頭目のイノシシが掛かりました。実は焼け石に水。このイノシシ今は小さいけど一年以内に7~8頭のイノシシを産みます。更に次世代が8頭産み、更に次次世代が8頭産み・・とネズミ講のように増えていきます。今年はイノシシにうちのお米を100万円以上食べられてしまったので一矢報いたというところではありますが、今回槍で刺す時には可哀想とも何とも感じることなくお経すら読まずに粛々と処分しました。山間部の米作りの宿命です。300頭獲ろうが何頭獲ろうが、既にイノシシの増え方はコップの水がこぼれた感があります。これからどんどん増えていくのでしょう。これは福地に限った事ではない筈です。日本イノシシ列島。食糧危機が来た時には彼らの価値もガラッと変わる筈ですが。。

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コメント: 3
  • #1

    Greentank(上野トモユキ) (水曜日, 29 9月 2010 17:54)

    人も自然の一部、食物連鎖…イノシシも追われるモノですから。自然の摂理なのかもしれません。
    そこに情がないわけではないですが、なんでもバランスが大切だと思います。増えすぎれば駆除する。これを怠って結果が、鯨による鰯などの海洋資源の減少、鹿による森林の減少…あげればきりがりませんね。
    命を頂くのは動物だけではなく植物からも頂いているのですから。
    人がその中でどうバランスをとるか?それが大切なことなんでしょうね?
    山ちゃん、ほんとうにご苦労様です。

  • #2

    山ちゃん (水曜日, 29 9月 2010 23:17)

    Greentankさんありがとうございます。
    まだイノシシがウヨウヨしてます。
    感情や理屈は自分の中で一旦棚上げしないと、とても槍で刺し続けることが出来ない数です。昨日仕留めた場所に次の日にはもう別のイノシシが現れてます。以前はこんなことなかったのですが、最近では昼間でもイノシシを見かけます。狩猟なんてしたくない(涙
    「オオカミのおしっこ」なるものがイノシシ除けに売っているそうですがかなり眉唾モノでしょうねぇ。。日本では絶滅してますから、まさか「オオカミのおしっこ」まで日本は輸入しているのでしょうか?!

  • #3

    なべ坊主 (土曜日, 09 10月 2010 19:19)

    ふと、猪も狼も時に、益であり時に、疫と、人の都合でバランスを壊してきた、、罪と罰。
    とは言え、うまい米を、、