福地ハイランズ「放射能測定センター」お米・水・土などの放射線測定を行っています

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農事組合法人福地ハイランズ

農事組合法人 福地ハイランズは平成5年に高齢化・過疎化していく福地の田んぼが荒れていくのを守ろうと、福地住民8人が組合員になって出資設立された組合です。

組合は設立されましたが、当初は専属で農作業・販売をするオペレーター兼経営者がいなかったため、就農希望者を募集していました。そんなところへ、ひょっこり現れた山ちゃんが就農したのは平成7年4月。

就農とほぼ時期を同じく写真のライスセンターが建設され山ちゃんと共に本格稼働しました。

このライスセンター稼働と山ちゃんの就農、ついでにセンター建設費・農業機械一式の大きな負債の返済スタートが一緒に始まった訳です。

 

全くの農業の素人が、農機具の使い方もお米の販売の仕方も知らず、はたまたO千万円の借金の額すら知らないで文字通り何もかもゼロから就農がスタートし、お陰さまで今日まで経営が続けてこれたことを思い返してみますと、「よく今まで生き残れてきたものだ・・・・・知らぬが仏・・・」と我ながら空恐ろしくなります。

今から思うと本当になぁ~んにも知らなかったんです。

いろんな方々に助けられ、何しろ自分も若かったんだなぁ~ 。

今なら絶対にそんな額の借金はしません。無理っ! 

 

当初の経営面積もお客さんも現在の約半分、受託作業等ライスセンター稼働率は現在の約10分の1程でした。

今から設立前の事業計画や借金返済計画書を見ますと、よくあるパターンで見通しが非常に甘く、もしも経営面積や販売計画がそのままなら数年で組合は潰れるところでした。

げに恐ろしきかな農業法人経営・・・。 

 

籾乾燥施設

山ちゃんが毎日仕事をするライスセンター内部です。

籾の乾燥機が5台、秋にはフル稼働します。

元々機械の苦手な山ちゃんが、各種の農業機械を使いこなすのには悪戦苦闘したものです。

今ではお陰さまで機械たちもお友達、いいパートナーです。

そうだ、感謝の気持ちを込めて機械一台づつに名前を付けてあげよう。

5台あるので手前から「イチロー」「坂上二郎」「北島三郎」「ケンシロー」「野口五郎」・・・余談ですが、野口五郎は数少ない岐阜県出身タレントで、岐阜県の山「野口五郎岳」から名前をとったのはこの県では有名な話です。

ちなみにうちでは 「イチロー」は時々故障しますので要注意、「坂上二郎」が「飛びます飛びます」よろしく一番の働き者です。

低温倉庫で品質バッチリ

こちらはライスセンターの中にある、お米の品質を一年間美味しく保ってくれるための低温倉庫です。要するに大型の冷蔵庫です。この冷蔵庫なしで常温で保存すると梅雨以降お米の呼吸が進み味をガクンと落としてしまいます。 お米って生きているんです。 標高600mの福地は冬はマイナス15度まで下がるので、春から秋まで温度が上がる季節のみ稼働します。

冬は外より低温倉庫の中の方が暖かくなる(と言っても氷点下!)という逆転現象が起きます。

精米施設

精米関連の機械です。

お米の品種やご機嫌を見て精米圧力をベストの状態に調節するのが精米の技です。

そして大事なのは精米時の選別作業です。

まず精米機を通す前に石抜き機で玄米に混入しているかもしれない石を抜き取ります。

次に精米機を通った白米は小さいお米や割れたお米を選別する機械を通ります。

割れたお米などは炊いた時にべちゃついたり、舌触りを悪くしてしまうからです。

そのあと山ちゃんのお米では念には念を押して、もう一度同じ小米・割米選別機を通します。

そのあと更にお米の虫食いや変色したお米を選別してくれる色彩選別機を通り、計量機で計量し袋詰めされます。 美味しく安心して食べていただくためには、袋詰めまでにこれだけの選別作業があるんですね~。 ちなみに色彩選別機だけでも一台150万円也。

就農当時は一生懸命手で一粒一粒選別いていたことが懐かしく感じます。「よくもまぁ・・手で選別していたなぁ・・」今から思えば気の遠くなるような作業でした。

 

冬の氷点下での精米作業は本当にシバレマス。下はコンクリートでセンターが広すぎるので全く暖房が利きません。よって南極に行くような格好で作業します。 

 

有機肥料

リフトで運んでいる袋の中には精米した時に出る米糠がいっぱい詰まっています。

米ぬかにはお米の味を良くするリン酸やマグネシウムやミネラルが沢山含まれています。だから、精米した米糠は山ちゃんにとっては大事な大事な肥料です。

お米から出来る米ぬかでお米を作る、そしてまたお米から米ぬかが出来てお米を作る・・・・・循環している感じがとても気に入っていてご機嫌になります。

山ちゃんのお米はこの米ぬかと大豆を使って作ります。 ちょっともったいない気もしますが、食べれるもののみを肥料にしているんです。米ぬかも大豆も田んぼに撒くには大変な作業なのですが、安全安心を考えていったらここに行き着きました。

challenge dream reality

ライスセンター事務所に大きく飾っているキング牧師の垂れ幕です。留学中アメリカはシカゴを訪れた時に当時チャリティーバザーで100ドルで買いました。(学生としては非常に高かった!)

でもとても気に入っている一品です。

 

稲作でも経営でも常に「挑戦・夢・現実性」この3つが大事だとキング牧師を見るといつも思い出させてくれます。

どれが欠けてもいけないこの3要素は、お米作りにおいて私の座右の銘とも言えます。

勿論この3要素のバランスは常に大事。

 ところが、経験上から言うと本当はこのうちどれかがガァ~ンと突出した時に何かが起こるんですよね。

何なんでしょうね、面白いです。